今の会社のこと

2011年 | 日常 Add comments

ぼくが所属している部署には、今のところぼくを含めて2人しかいません。ぼくと税理士のお爺ちゃんです。

この爺が、好々爺然とした人なら何の問題もないのですが、けっこう癖のある人なので毎日が大変です。爺のお守り役として雇われたのではないのかと思ってしまいます。決して悪い人ではないのですけどね。

悪い人ではない証拠に、毎日のように昼食をおごってくれます。お昼の休憩時間くらい独りにさせて欲しいと思わないでもないですが、薄給のぼくにとっては非常にありがたいです。

ただ、店を選べないというか、強制的に爺の好きな店で食べることになってしまうのがデメリットです。

とは言え、昼食が無料で食べられるというメリットの前では、そんなことはデメリットのうちには入りません。同じ店ばかり連続になってしまうことが時々あるので、それはちょっと困りますけど。一週間、焼きそばが続いたときは、ちょっと弱音を吐きそうになりました。

先日これに関連して、ほんのちょっとだけショックだったこがありました。今まで行ったことのない、こぢんまりとしたイタリア料理のレストランに連れて行ってもらったときのことです。

「ここはねえ。すごくおいしいんですよ。」 と、爺が自信満々に語ってきます。

こんなことを言われたら、食いしん坊のぼくの胃袋が黙ってはいません。さあ何を食べよう、ピザかな、パスタかな、リゾットもいいな、なんてメニューを見ながら考えていると、

「とくにねえ。パスタがおいしいんですよ。」 と言われ、じつに自然な流れでパスタを頼むことにされてしまいました。

あえて違う物を頼んでみても良いのですが、機嫌が悪くなることは火を見るよりも明らかなので、大人のぼくはリスクを回避して、気を取り直してパスタの中から食べたいものを探します。ここはオイル系のパスタにするかな? でもクリーム系も良いな。気分的にがっつり食べたいからクリーム系だな。

なんて考えていると、おもむろに爺がウエイトレスを呼びつけました。おいおいまだ決まってないよ。でもまあここは無難にカルボナーラにしておくかな。山岡さんもスパゲティの基本って言ってるし。と思った瞬間、

「おねえさん、ペスカトーレふたつ!」 爺の大きな声が店内に響き渡りました。

なんと勝手にメニューを決められてしまいました。胃袋は完全にカルボナーラモードになっていたというのに。トマトソースのパスタはあんまり好きじゃないのに。

ちなみにペスカトーレの味は、実に普通でした。

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